血管外科医 笹嶋唯博 MD,PhD. Tadahiro Sasajima MD,PhD.

下肢切断の医師からの宣告について

下肢切断の医師からの宣告について

江戸川病院血管病センターに問い合わせの際、大切断の宣告をした前医の説明で最も多いのは下記の3つです。 ”血管が細いのでバイパス手術はできない” ”血管が石になっているので手術はできない” ”感染が拡がって敗血症になるので切断すべきである” いずれも血管移植手術を見たこともない医師が説明していますので受け入れるべきではありません。特に内科医の切断宣告は問題で、内科医は切断およびその後の経過をみることはありませんので、全く根拠のない説明をすることになります。 上記の状況で切断を宣告され、切断を受け入れないと思われるならば必ずセカンドオピニオンを求めるべきでしょう。切断は死亡宣告と同じほど悲惨な結果が待ち受けています(図 A, B)。
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    図A
  • A:膝下切断失敗例の創哆開
  • 前医に膝上切断を宣告されたが拒否。このままでは閉創できても脛骨先端(→)がとがっており義足をつけることはできない。

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    図B
  • B:膝上切断回避の治療による創縮小
  • 脛骨断端を平滑にし、哆開創は徐々に閉創を進め2次治癒に向けて収縮

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